今回はチョコレート嚢胞の手術に至るまでの経緯についてお話したいと思います。
元々、生理不順で婦人科に通院しており、多嚢胞性卵巣症候群と診断されていました。
20代の頃からホルモン剤やピルを飲んで周期を調整していたので、仮に結婚して子供が欲しいとなった時に苦労するんだろうなという思いはありました。
30歳を過ぎても生理不順は変わらず数ヶ月に1回の周期で、生理ではない時も下腹部が痛むようになりました。
耐えられない痛みに吐くこともありました。しかし、数分耐えると痛みが遠のき、診察してもらう頃には何ともないのです。卵巣が5cmということもあり、捻転したものが戻ったのではないかという判断でした。
そんなことを繰り返しながらも、33歳で結婚し子供が欲しいと望むようになりました。
夫は私の身体のことを受け入れてくれていたので、いわゆる妊活には協力的でした。思ったように妊娠には至らず、不妊治療へとステップアップしていくのですが、そんな中、子宮内膜症であることも判りました。子宮内膜症の一種であるチョコレート嚢胞で、これが不妊に関係してくることから手術を勧められました。34歳の時でした。
腹腔鏡で3箇所お腹を小さく切るだけなので目立つ傷にはならないといわれたのですが、当時の自分には手術自体も経験したことがなく抵抗があり、なかなか踏み出せなかったのですが、子供を産んでみたいという思いが勝ち、決心に至りました。
手術の日程が決まり、入院まで2週間程となったその日、またあの激痛に襲われました。その日は、夫の友人と家で楽しく飲んでいたところ、下腹部が痛み出しました。正直治まる気配がなかったので、深夜ではありましたが夫の友人には帰宅してもらい、様子をみていました。トイレで動けなくなり吐いてしまったため、その様子をみて夫は救急車を呼びました。病院について診察するころにはまた痛みがおさまり、内診しても特に異常はなく、帰宅となりました。こんな痛みを繰り返すのなら早く手術して楽になりたいと思い、改めて手術に前向きになれました。
多嚢胞性卵巣症候群は、排卵がうまく出来ず卵巣に卵胞がとどまっている状態、チョコレート嚢胞は子宮内膜が卵巣に発生している状態であるため、今思うと、この時の私の卵巣内はどんなことになっていたのだろうと心配になりますね。頑張って耐えてくれてありがとうと言いたいです!
現在40歳ですが、手術後のお腹の傷も全然気にならないし、生理不順もよくなりました。何よりあの激痛は数年間ありません。あのタイミングで決心してよかったなと感じています。
このブログで誰かのお役に立てれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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